実印に適した印鑑の材質

sozais個人の場合、法人と違って、個人で事業をしていたり、不動産売買を頻繁に行うような場合を除いて、実印の使用頻度はあまり高くないと思います。
ただ、経年劣化しやすい材質のもの、欠けやすい材質のもの、磨耗しやすい材質のものは、印鑑登録時の印影と異なってしまうため実印には適していません。
現在、実印の材料は数多くあり、見た目や重さ、手触りなどからある程度耐久性のあるものを選ぶと失敗がありません。
印鑑の材料としては、大きく分けて天然素材、人工素材があります。
天然素材には、おもに、象牙や牛角などの動物性のもの、木材、天然石などを利用したものがあります。
人口素材には、おもに、木材の端材などを樹脂で固めたもの、アクリル樹脂からできたもの、金属、があります。

【実印におすすめの印材一覧】

動物性の素材

zoge動物の牙や角などからとれる素材で、ひとつひとつの模様が違います。
芯に近い部位は固く、ゆがみにくいので高価です。
希少性の高いものも多いので人気があります。
乾燥でヒビ割れしないよう、冷暗所に保管しておくのがオススメです。

動物性の素材には以下のものがあります。

高級感なら象牙

以前は象牙が高価で人気も高かったのですが、象牙を取るために密漁者がアフリカ象を殺して個体数が大幅に減少してしまったため、輸入量が限られており、さらに高価になっています。
悪質な業者は、象牙の粉やクズを糊でかためたものを利用したり、また素人では見分けがつかないため、シベリアの凍土からとれるマンモスの骨をそれと偽って加工したりすることもあるようです。
現在、野生動物の保護の観点から、他に適切な材質の印鑑が手に入るのであれば、よほどのこだわりがない限り、象牙にする意義は薄れてきてはいます。
それでも、牛角などよりは扱いやすく耐久性も強いため、美しさを保ちながら長く使うことができ、根強い人気があります。
ワシントン条約で輸入が制限されているため、象牙の取り扱い業者には経済産業省への届け出が必要です。特定国際種事業届出事業者の番号を提示している業者なら安心です。

象牙に近いマンモスの牙

輸入規制のある象牙に似た性質をもつマンモスの牙です。
シベリアの永久凍土に埋もれたマンモスを掘り出してその牙を利用しています。
象とマンモスは似ていますが、材質としては象牙の方がキメが細かく緻密です。
それでも見た目が象牙のように見え、象牙と性質も近く、色も美しいので象牙の代替品として人気が出ています。
ただ、掘り出される個数も限られていますから、印材としては高価な部類に入っています。

重厚さのある黒水牛

現在、象牙に変わって人気があるのが黒水牛の角です。
黒水牛の角を着色しないでそのまま使ったものと、黒く着色したものがあります。
重厚感を求めるならば黒いもの、天然の風合いを楽しむならばそのままのものがおすすめです。
黒水牛の角には独特の模様があり、これが1本1本違っていて味があるからです。
耐久性もあり、押したとき手になじむ感覚はやはり天然の材料ならではです。
価格も象牙に比べればずっと手に入れやすく、インターネット通販では数千円代から作成することができるので人気です。

風合いが美しいオランダ水牛の角

白っぽいものから、黒みを多く含んだものまで、カラーと模様のバリエーションに富んでいるのがオランダ水牛の特徴です。

天然木の印材

moku天然木では、固い素材が印鑑に適しています。
ただ、朱肉には油分が含まれており、木材には油分が染み込みやすいので、天然木で作った印鑑は使用後に朱肉をテッィシュできれにふきとっておくことが大切です。
朱肉をつけたままにしておくと、油分で印鑑のまわりのワクの部分が欠けやすくなってしまうからです。木材は呼吸するというように、乾燥や湿度などの変化には弱い面もありますが、直射日光にあてない、湿ったところに置かないというように、普通に保管に気をつければ長く使えます。天然木の素材としては主に以下のものがあります。

印鑑といえばやはり柘植

柘植の木は固く、欠けにくいため、古くから印鑑の材料として使われてきました。
色も黄褐色で美しく、植物なので暖かみがあり、手に馴染みやすいのです。
有名な産地では東京の御蔵島、鹿児島の指宿地方などです。関東以南の温かい地方で生産されてます。
柘植の印鑑は、産地などにもよりますが、一般に黒水牛よりもリーズナブルな価格で手に入れることができます。

めずらしい白檀

熱帯に生える香木で、お香などに利用されるほか、数珠や扇子などにも使われています。
押印時によい香りがします。
人口的に栽培することが困難なので、希少価値が高くなっているため、木材の印材としては高価です。
非常に固く緻密な材質の上、虫にくわれにくいので、木材の中では耐久性が非常に高いものです。
油分を含み、磨くと光沢がでて美しいのもその特徴のひとつです。
重さもどっしりとしていて風格があります。
値段も柘植と同程度のものがあるので、耐久性を考えればリーズナブルといえるでしょう。

耐久性なら黒檀

非常に固く緻密な材質の上、虫にくわれにくいので、木材の中では耐久性が非常に高いものです。
油分を含み、磨くと光沢がでて美しいのもその特徴のひとつです。
重さもどっしりとしていて風格があります。
値段も柘植と同程度のものがあるので、耐久性を考えればリーズナブルといえるでしょう。

天然石などの素材

kohaku天然石の水晶など、いわゆるパワーストーンの印材も使われています。
美しく、神秘的なイメージから、縁起物の開運印材であるという説もあります。
一方、石に姓名を彫るのは、不幸を呼ぶとする説もあります。
しかし、いずれも迷信です。実印に宝石類を使っただけで運が開けるわけではありませんし、不幸になるわけでもありません。
よいことだけを取り入れ、悪いことは無視しましょう。
傷の付きやすさを示す硬度は象牙や琥珀よりも大きく、傷自体はつきにくい材質です。
ただ、ハンマーなどで叩いたときの壊れにくさは、材料のねばり強さが問題となりますが、水晶はダイヤモンドと同じくらいの壊れにくさです。
ですから、水晶、紫水晶やローズクオーツなどは、一般的に耐久性のある素材といえます。
ただ、いずれも高価なのがネックです。
これに対して琥珀は植物樹脂が固まったもので柔らかく、そのままでは耐久性が大きいとは言えません。
もっとも、実印として利用するためには樹脂加工によって強度を増しているので、丁寧に扱えば問題はありません。
パワーストーンや琥珀は、見ていて美しく、気分のよくなる素材です。
きれいな素材で実印を作成すると、確かに気分がよくなります。
迷信や言い伝えにとらわれず、フィーリングが合うと感じた印材を無理のない予算の範囲で選ぶのがよいでしょう。

最近は間伐材などを再利用した合成の新素材も人気

saiバーチ材とフェノール樹脂を合わせて高圧加熱処理で作った新素材が彩樺です。
通常の木材より強く、合成なので木材と違って乾燥や湿気に強いため、ゆがみにくいのが特徴です。
色も、木材の自然の色をそのまま出したものや、黒く着色したものなど、好みに合わせて選べます。
見た目もきれいに作られており、天然ものにこだわらなければ、求めやすくておすすめです。
樺の木を薄くスライスしたものを積み重ねてフェノールレジンと合わせて熱圧成形したものもあり、アグニと呼ばれています。
また、楓の端材を樹脂で固めた印材もあります。
柘植よりは多少高めにはなりますが、捺印面がなめらかなことや、間伐材をつかったエコロジカルな店もあり、最近人気が出ています。
確かに、天然木を伐採して緑を減らすよりも、間伐材を利用することが環境によいといえるでしょう。
ただ、木材を原料としているので、柘植と同様、使用後は朱肉をしっかり拭き取って保管する必要はあります。

アクリル樹脂

材質自体は加工や着色がしやすいものです。
ただ、粘り強さにやや欠けるので、動物性の素材や天然木の素材と比べて、落としたりすると壊れやすく、傷がつきやすい面もあります。
反面、湿度や乾燥に強いというのがメリットです。
耐久性の面では多少劣りますが、とても安価で、カラーバリエーションも豊富なので、手軽に作成することができます。
実印よりもむしろ認め印などに向いているといえますが、スピーディーな加工が可能なので、急ぎのときにはよいでしょう。

金属素材

citan最近、耐久性とデザイン性から人気が出てきているのが金属素材です。
金属合金の種類によって性質と価格が異なります。
 ここ最近、その耐久性の高さから人気を博している
チタンから新しい素材のコバルトクロムモリブデン、カラーメタルなどバライティに富んでいるので、自身の用途、個性にあったものが選べます。
 モダンな印象があるので、若者やおしれなお店のはんこの素材としても
人気です。

チタンが一番人気

近年、実印として人気が出てきているのがチタンです。
表面の加工によっていろいろな風合いを楽しめること、アタリの埋め込みが用意で、デザイン性の点でもバラエティーが楽しめることなども人気の理由です。
なにより、金属なので湿度や乾燥に強く欠けたりしにくいので、メンテナンスの容易さと抜群の耐久性がメリットです。
また、さびにも強いのが特徴です。
チタンは人工骨として体内に埋め込まれることのある素材であり、アレルギーが起きにくい点で、
天然素材や化学樹脂にアレルギーを持っている方でも安心して利用できます。
価格は象牙以外の他の素材に比べては高価ですが、そのメリットと安心感から近年人気が出ています。

新素材の高価なコバルトクロムモリブデン

新素材として、コバルトクロムモリブデンも実印の材料として注目されています。
レアメタルであるコバルトとクロムとモリブデンの合金です。
チタン同様耐久性がよく、また医療でも利用されている安全性も兼ね備えています。
特筆すべきは重量があるため、くっきりとした印影が押せるという点です。
ただ、価格はチタンの倍くらいしてしまいます。

手軽なカラーメタル

他に金属性の印材としては、軽量のアルミ合金をカラー加工した丈夫で手軽なカラーメタルもあります。金属の印材としては安価です。
扱っているお店はハンコのネット通販の草分けのハンコ屋ドットコムのみです。実印として作成するのではなく、認め印及び銀行印のみの作成となっていますが、実印として登録することは可能です。

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ